心配無用
2010年 05月 18日
心配してもらえるのは本当にありがたいと思うんですが、
あまりにも心配しすぎだなぁーと思うところもあり、
やはりサーキット走行とか身近でない人には、とても大事(おおごと)に見えるんだなぁーと。
で、ここで、はっきり言っておきます。
「サーキットは公道とは全く違います。転倒しても危険でないので心配無用です」
と。
サーキット走行はスポーツです。
わかりやすく例えれば、スキーと同じです。
・スキーする人が転倒を恐れますか?
・スキーで転倒する人を見て「事故だー」と大騒ぎしますか?
…しませんよね。それと同じです。
・サーキット走行で転倒を恐れずに攻める。
・サーキットでの転倒は当然だと受け止める。
ということです。
たしかに雪に囲まれた環境のスキーと比べると、アスファルトによって体にダメージが大きいことは確かです。
そのかわり、転倒しても安全なようにそれなりの装備をして走行しています。
ある意味、今回も装備をつけていなかったら死んでいたかもしれません。
そのリスクを十分理解したうえで、万全な装備をしてサーキットに挑んでいるのです。
今回も、その万全な装備のおかげで、体はほぼ無傷です。
また、バイクの破損も、年間50万円程度の修理代による支出は覚悟しています。
今回も、おそらくその範囲内の出費でしょう。
したがって、今回の転倒の件は、想定内の出来事であり、全く心配していただく内容ではない、ということです。
あえて言えば、気を失ってしまったのは、想定外ではありますが。
ちなみに、サーキットでの転倒は「事故」ではありません。
「事故」とは辞書で「思いがけず起こった災難」とあります。
サーキット走行で当然のように発生する転倒は想定内のことであり、これとは全く異なることです。
また、サーキットは転倒してナンボのもの。転倒して経験を積んで限界を知り、上達していくのです。
「人生、死ぬまで暇つぶし」
この言葉は私の一番好きな言葉です。(※)
ある程度のリスクを覚悟し、またそのリスクをコントロールしながら、非日常的な体験でもって暇つぶしをする。
これこそ人生、生きている意味がある、と思えるのです。
リスクを恐れて日常を平々凡々と過ごす…そんな生き方は私は我慢できません。
(※) 「人生暇つぶしと思うのは、人生に目標が無いからだ」という反論をよく耳にします。
これは少々論点が異なります。
人生の暇つぶしとは、自分の好きなことにトコトン没頭する、リスクがあったとしてもそれを
うまくコントロールしながら楽しむ、そういうことだと認識しています。
没頭するものは、自分がやりたいことなら何でもいいんです。仕事でも勉強でも、私のように趣味でも。
従って、目的が無いということではありません。
今日はとある会社の社長さんと一年ぶりに再会して、夕飯をご一緒させていただきました。
その方も会社経営に頭を悩ませながらも、仕事に没頭してらっしゃい、生き生きしてました。
会社経営はいろんなリスクがあると思います。リスク以外にも、サラリーマンやってたほうが楽だし、
場合によってはサラリーマンのほうがよっぽど収入が良いでしょう。
そのリスクを理解したうえでリスクコントロールし、脱サラして経営者となったのでしょう。
それも人生の暇つぶしのひとつの形であると感じます。
(まぁ、俺ごときの趣味と同列に並たら、失礼だと思いますが)